2024年釣行記(31) – AJ&SL

2024年 Ajing SaltLure 釣行記

日 時:05月30日(木) 16:15~21:30
潮回り:小潮
(↑)
場 所:KMI’s
釣 果:アジ x 4、カサゴ x 1、マゴチ x 0
同行者:単独、(IKOKさん)

定例釣行日の月曜or火曜は雨模様のため、水曜日はカミさんの都合で釣りはお休みせざるを得ず、木曜日にようやく釣行出来ることになった。と云っても、ホームのKMI’sは相変わらずの状況で、仲間の手練れ連中であっても苦戦を強いられている。そんな中、小生の様な老骨が出張っても、到底、太刀打ち出来る筈もない。
と云う訳で、ソロソロ、シーズン・インしたと思われるマゴチに狙いを替える算段をして、前回、調査を敢行した。しかし、実際の調査時間は18:20からの小一時間と短くて、調査と云うには余りにも不充分だった。そこで、今回は時間を充分に取るため、いつもより早く自宅を出ることにした。

いつもより2時間程早い15:50頃、現地に到着。
岸壁には、中央付近黒鯛狙いのエサ師の姿が一人しか居なかったので、最奥のお気に入りの場所に釣り座を構えて、準備に入った。

今回持ち込んだロッドは、マゴチ用のSephia S809M/Fアジング用のSoare改々の2本。

マゴチ用のSephia S809M/Fには、前回と同じ5号のナス型錘で組んだキャロライナ・システムを組み、エコギア熟成スーパードジョウオフセット・フックに差したシステムで、16:15頃、キャスティングを開始。

風は、南寄りの風が右から左にやゝ強めに吹いており、少々やり難そう。海はその風のせいか、少し波立っているが、釣りには全く問題はない。寧ろ、ベタ凪よりは良さそうに思える。しかし、潮は黄土色をしており、如何にも魚の活性を下げてしまいそうな雰囲気。

とは云え、釣りはやってみなければ判らない。
悪い影響がないことを願いつゝキャスティングを繰り返した。
しかし、マゴチと云えば、昨年の7月に紛れで小振りな1匹を釣ったことがあるだけなので、どの様な反応をして来るのか全く分からず、ドキドキもの。何か違和感はないか、変化はないかと集中したが、一向に反応らしきものがない。そこで、最奥を諦めて入り口に移動。
ここでは、コツやブルブルと云った反応が何回かあったが、合わせても針掛かりさせられず、正体は不明のまゝ。

18:00頃、顔見知りの若者が登場して来たので、入り口のポイントを譲り、最奥に戻って調査を継続したが、マゴチらしい反応は皆無。

結局、日没時刻の18:50頃までマゴチ調査をしたものゝ応えがなかったので、調査は終了として、アジングに変更。

色は良くないが、潮は良い具合に左から右手にトロトロと流れていて、ひょっとすると・・・と淡い期待を抱いてキャスティングを繰り返していた。
すると、間もなくしてコツと小さな反応が返って来た。
思った通り。今日は活性が高いのかも知れない・・・・と合わせを入れて喜んでリーリングに入ったが、青物のアジとは引き方が違う。
アリャ、もしや・・・と思いつゝ、抜き上げてみるとその主は、案の定、ロリ・カサゴで、愛嬌たっぷりのその呆けた顔を見てガックリ。

この日皮切りのアジが来たのは、19:33
チクと感じる典型的なアジの反応で、サイズは17cm前後のとは云え、比較的早い時間から来てくれたこともあって、独りニンマリ。
そして、それから間もない19:41に19cmを追加した所で、今日は良さそうだと思ったのだが・・・・・。
2匹目を最後にピタリと反応が消えてしまった。

20:00を回った頃だったか、入り口でヘッドランプの灯りがチラチラと見えるのに気が付いた。顔見知りの若者も黒鯛狙いのエサ師も引き揚げて行ったので、貸し切りになったと思っていたのだが、同好の士が来たことに、この時は何故かホッとした(後に分かったことだが、このヘッドランプの主は、昨年の12月以来の再会となるIKOKさんと彼の友人)。

アジの反応がないまゝ時間が過ぎ、遊覧船が左後ろに消えて行ってしまってから程なくして、コツン。
集中力が切れ掛かっていたものゝ、何とか合わせが決まって、この日最大の20cmをゲット。最近のKMI’sでは釣れて来るアジの殆どが17cm前後のサイズばかりだったので、20cmともなると殊の他良型に思えるのは、御愛嬌と云った所か。
そして、その直後にこの日最小の15cm程のを追加。
21:0021:02と立て続けに反応があったので、イヨイヨ、回って来たかと期待をしたが、これも期待外れ。

そこで、
ものは試し
駄目で元々
Sephia S809M/Fに組んだキャロライナ・システム5号の錘Shalow Freak Expanda(17.8g)に替えて、沖目に居る筈のアジを狙うことまでしてみたが、これも敢え無く空振り。

そうこうする内、ポツリポツリと雨が降り出して来た。
予報では台風1号の影響で23:00頃から降り出すとなっており、直ぐに本降りになる気配も感じられなかったが、これ幸いとばかりに、片付けに入った。

所で、KMI’sマゴチだが、現場で居合わせた黒鯛師によれば、今シーズンはまだ見ていないとのこと。また、IKOKさんによれば、キスが釣れ出してからでないと、KMI’sではマゴチは出ないとKMIさんが云っていた由。
となるとKMI’sでは少し早過ぎるのかも知れない。
次回は、少しでも可能性のありそうなHGS-OGSMを調査してみようかと思う。

2024年釣行記(30) – AJ&SL

2024年 Ajing SaltLure 釣行記

日 時:05月23日(木) 18:30~22:30
潮回り:大潮
(↓)
場 所:KMI’s
釣 果:アジ x 6、カサゴ x 1、マゴチ x 0
同行者:単独、(SMTさん)

薫風5月も早くも下旬。ソロソロ、マゴチが釣れて出し手も良い頃になったので、KMI’sアジングが低空飛行を続けていることもあって、HGS-OGSMマゴチを狙って出掛ける積りで準備をしていた。
所が、アジの在庫を調べてみると小さなアジが3匹しか残っていない。拙宅は老夫婦の二人住まいとは云え、これでは中途半端。家庭争議を避けるためにも、出来るだけ早い内に在庫数を揃えておく必要がある。

と云う訳で、マゴチ調査は一旦棚上げにして、アジングに出掛けることにした。

18:00を少し回った頃に、現地到着。
早速、岸壁に出てみると、入り口には顔見知りの年配者、中央付近タコ狙いの若者の3人組、そして、最奥にはSMTさんの姿が見える。前回、SMTさんと一緒になった時は、敢えて離れた中央付近に釣り座を構えたのだが、無駄な抵抗に終わってしまった。出来れば入り口に入りたい所だが、先行者が居るのでそれは無い物ねだりと云うもの。結局、SMTさんの隣りに入らざるを得ないが、少し距離を置いて水道前に釣り座を構えて準備に入った。

今回は、夕間詰めの時間帯はマゴチを試して、暗くなってからアジングに切り替えるプランなので、持ち込んだロッドは、マゴチ用のSephia S809M/Fアジング用のSaltyStage改の2本。

18:20過ぎ、Sephia S809M/F5号のナス型錘で組んだキャロライナ・システムでキャスティングを開始。
ワームは、定番のパワーシャッドにしようかと考えたが、エコギア熟成スーパードジョウにした。このワームは、何年か前にタチウオ用に購入したものゝ、刀狩りドジョウ・テンヤにシフトしたため、殆んど出番がなくタンスの肥やしになっていたもの。このままでは廃棄せざるを得ないが、このワームでマゴチを爆釣していたYouTube動画を観た記憶があったので、廃物利用ではないが、今回敢えて持って来たもの。

小一時間、キャスティングを続けたが、マゴチからの反応は皆無。
この付近でマゴチと云えばHGS-OGSMの名称を良く目にするが、KMI’sでも何回か釣り上げている場面を見掛けている上、小生自身小振りだったが掛けたこともあるので、釣れない筈はないと思うのだが、時期的にまだ早いのも知れない。

19:00を回って、周囲が暗くなって来た所で、予定通りアジングに切り替えた。
風は右から左の南寄りがやゝ強め。潮は最近になく早い流れで、風とは逆の左から右なので、今回は1.0gのJHでスタート。

前回は、19:00を回った頃から反応が返って来たので期待をしたが、今回は何も返事がない。この分じゃ、遅い時間からの釣りになりそうだと思いながら、キャスティングを繰り返していると、隣りからジーッとドラグ音が聞こえて来た。
ありゃりゃ、今回もSMTさんが皮切りか・・・・
隣りに回って来たのだから、直ぐにでもコンタクトがあるかと思ったが、案に相違して小生の所ではコツリとも来ない。にも拘わらず、隣りからはドラグ音が聞こえて来る。
このままでは前回の二の舞いになってしまう

そこで、更にSMTさんから離れて浮き輪ポイントに移動することにした。
これでドラグ音は聞こえ辛くなって集中し易くなったが、どうしてもSMTさんの様子が気になってしまう。見なければ良いのに、目を向ける度に抜き上げられるアジの白い魚体が見え、SMTさんの好調振りが伝わって来る。
対して、小生の所では全く反応がなく、前回のビデオを改めて見せ付けられている様なもの。

遊覧船が目の前を通り過ぎ左手後ろに消えて行った頃になっても、状況には変化がなく、その頃には完全試合を覚悟した程。
それでも、一方ではこのまま引き下がっては、昭和男子の名折れだと半ば以上にムキになってキャスティングを繰り返し、20:51、この日初めての反応で最初の獲物をゲット。
これでボーズはなくなったが、在庫補充とするには寂し過ぎる。何とか追加をと頑張ったが、単独行動のアジだったと見えて、後続がない。
この日の2匹目を手にしたのは、ほゞ諦めかけていた21:04のこと。

その後、1時間以上もの間、梨の礫でウンともスンとも反応がない。しかし、SMTさんは相変わらず好調にアジを釣り上げており、余りにも状況が違い過ぎることに、諦めを通り越して腹立たしくさえ思えて来る程。

そんな状況に堪らなくなったSMTさんが提案で、ポイントの入れ替えをしてみたが、爆釣を続けていたSMTさんのポイントに入った小生は全く釣れない。対して、アジの気配さえなかった小生のポイントに入ったSMTさんはキッチリと釣り上げており、ポイントの違いではないことが自明の理。
SMTさんアジングの腕はかなりのものだと思っていたが、これ程までに大きな差があるとは思いもしなかったので、大きな衝撃だった。そこで、SMTさんの釣り方を手を取り足を取りして教えて頂いたが、小生の釣り方とは全く違っていた。小生はどちらかと云うと潮の流れに逆らう釣り方なのだが、SMTさんは流れを利用し、流れに乗せてワームをアジの鼻先に届けている様な釣り方。
そこで、一通り教えて頂いた後、その釣り方を試してみたのだが、どうしても再現出来ない。何も考えずにひたすらSMT流を続けていれば、違った結果になったかも知れないが、セッカチな性分の小生は、どうしてもアジが反応して来るのが待ち切れない。結局、気が付けば元の釣り方に戻っていた。

すこうする内、時計は22:00を回りソロソロ引き上げようかと思い出して来た頃になって、思い付いてJHを手持ちの中では最も重たい1.3gに替えてみた。すると、これが良かったのか、小生の釣り方にも反応して来るアジが回って来たからなのか、
22:08 3匹目
22:11 4匹目
22:16 5匹目
22:19 6匹目
と良いテンポでコンタクトが続いて、遅ればせながら・・・と思ったが、潮の流れが止まってしまった。と同時にアジの反応も消えてしまって、この日のアジングは終了。
未練のキャスティングを繰り返し、22:30頃、片付けに入った。

と云う訳で、今回は、小生自身の腕の悪さを思い知らされた一晩だった。
次回はSMT流を徹底してみたい気持ちもあるが、HGS-OGSMマゴチもやりたい・・・・。
はてさて、どうするか?

2024年釣行記(29) – AJ

2024年 Ajing 釣行記

日 時:05月20日(月) 18:30~22:30
潮回り:中潮
(↓↑)
場 所:KMI’s
釣 果:アジ x 8
同行者:単独

ホームにしているKMI’sには、3月中旬以来毎週の様に通い詰めている上、特に5月に入ってから低調な状態が続いているので、気分転換のためにも他の釣り場に行きたいと思っている。しかし、傘寿(八十寿)が視界に入って来るこの年齢になると、2~3年前迄の様に100kmも走って行ったり、灯りのない地磯で独り徹夜をする気力や体力がめっきりなくなって、どうしても気軽に入れる高齢者向きの釣り場に目が向いてしまう。そうなると、行けそうな場所は、勢い2~3個所程度に限られてしまって、今回もまた消去法で残った近場のKMI’sアジングをすることにした。

18:00頃、現地に到着。
この日は昼頃まで雨が降っていたので、誰も居ないだろうと思っていたが、中央付近で長いロッドを振っている先行者が一人。この顔見知りの年配者は、アタリがないから・・・・と云って、片付けに入った所だったので、この御仁が引き揚げていった後は小生だけの貸し切り。

と云う訳で、お気に入りの最奥に釣り座を構えて、準備に取り掛かった。
今回は、前回の反省を踏まえて沖目狙いのためのSoareXR改と足元狙い用のSoare改々の2本建て。

18:30頃、SoareXR改を先発に選んでキャスティングを開始。
仕掛けは、スロー・シンキング飛ばしウキ0.5gのJHを組み合わせた前回と同じもので、周囲が暗くなる19:00頃までは、これで通す予定。

岸壁の際に立ってみると、風は殆んどなく海も穏やかで釣り易そう。しかし、肝心要の潮の流れもない。時間的には中潮の下げ5~6分と云った所で、もう少し流れがあっても良い筈だが、釣れそうな雰囲気は何となく感じられない。
とは云え、釣りはやってみなければ分からない
キャストする方向を変え、表層からボトム付近まで色々レンジを変えて探ってみたが、案の定、コツリとも来ない。

19:00頃までキャスティングを続けたが、全く反応がなかったので、予定通りSoare改々にロッドを持ち替えて、0.8gのJHを結んで足元を狙いに切り替えた。
ベイト・ロッドを使い始めた頃ならいざ知らず、今では0.8gのJHでも殆んど問題なくキャスティングが出来ているので、0.8gを中心に0.5g~1.0gを使い分けている。この時も特に深く考えることもなく0.8gのJHを先発に選んだのだが、数回キャストした所、何となく沈下スピードが遅い様な気がした。強い風や強い流れ、あるいは近くを泳ぐ魚の影響でもあれば別だが、JHの沈下スピードが変わることは考えられない。どうやら、この時は感覚的なズレがあったのだろう。
そこで、1.0gのJHに結び替えてキャスティングを繰り返していると、数投した所で思い掛けずコツと反応があって、最近のアベレージの17cm程のアジをゲット。
仲間からは、アジが回って来るのはかなり遅い時間帯になってからと聞いていたので覚悟していたが、思い掛けない結果にニンマリ。この皮切りの獲物は、背後で小生を見守ってくれていた黒猫にプレゼントした。時刻は、実釣開始後45分程経った19:13のことで、最近にない出足の良さに気を良くしたが、竜頭蛇尾に終わることが常なので、警戒してキャスティングを続けると、
19:16 2匹目
19:18 3匹目
19:20 4匹目
19:26 5匹目
と最近にない釣れっぷり。
この調子で行けば・・・・・・と欲をかくと悪いことが起きるもので、この時はラインがリールのハンドルに絡んでいたことに気が付かないまゝハンドルをクルクルと回してしまって、ラインを切断。
仕方がなく、予備のスプールに取り替えて続行したが、その作業中にアジの群れは何処かに去って行ってしまったと見えて、再開後はピタリと反応が消えてしまった。

時間は経ったが、相変わらず風はなく、海は油を流した様な凪状態になり、潮はドンヨリと動かず潮目も全く見えない状況は変わらず期待薄だったが、不思議なことに小生の気持ちが切れることはなく、SoareXR改にロッドを替えて沖目を狙ったり、又々、Soare改々で足元を狙ったり・・・。

6匹目をゲットしたのは、5匹目から1時間半も経った20:51のことで、今、こうして思い出しながらブログを書いていても、良く独りで粘ったものだと呆れるばかり。

アジからのコンタクトがないまゝ時計が進み、21:00を過ぎて、ソロソロ回って来ても良い頃だと根拠のない期待を胸にキャスティングを繰り返し、
21:29 7匹目
21:31 8匹目
と立て続けに掛けた所で、仲間からの情報通りで、これからが勝負だと気合を入れ直した。
しかし、老いの一徹も空振りに終わり、その後は梨の礫

結局、22:30頃、精根尽き果ててStopFishingとした。

2024年釣行記(28) – AJ

2024年 Ajing 釣行記

日 時:05月17日(金) 18:20~23:00
潮回り:長潮
(↑)
場 所:KMI’s
釣 果:アジ x 4、カサゴ x 1
同行者:単独、(SMTさん)

南もしくは南南東の風が2~3mの予報だったので、迷うことなくKMI’sアジングに出掛けて来た。

現地には18:00頃に到着したが、現場には見覚えのあるブルーの外車が1台しか見えない。気候も良くなって来たので、KMI’sを訪れる年金生活者も多くなっていると思っていたが、これは予想外。釣り場が混雑していないのは、落ち着いて釣りが楽しめるので有り難いが、お気に入りの最奥にはブルーの外車の主のSMTさんが釣り座を構えている筈。
となると、今回は入り口で頑張ることにするしかないな・・・
所が、岸壁に出てみると、入り口にもアングラーの姿があってお気に入りの場所は両端とも塞がっている。この状況では、いつもなら、何も考えずにSMTさんの隣りに入らせて貰っている所だが、前回、SMTスペシャルの炸裂を見せつけられていることもあって、今回は敢えてSMTさんから離れた場所でやってみることにして、中央付近に釣り座を構えて準備に入った。

今回のロッドは少し長めのSoareXR改
前回、釣り終わってからSMTさんに釣り方を尋ねた所、光の届いていない沖目を狙っていたとのこと。対して、小生は、反応が返って来ないにも拘わらず足元だけをSoare改々でネチネチと攻めることしかせず、沖目を狙ってみるなどの工夫を全くしていなかった。
色々と工夫をしたか、それとも漫然と反応が返って来るのを待っていたのか・・・・・。
SMTさんに大きく水を開けられた最大の原因がこの辺りにあったとの反省に立って、7’6″SoareXR改であれば、沖目も足元も狙えるのではないかと考えたもの。

そのSoareXR改のロッドに、スロー・シンキングの飛ばしウキを組み合わせて、18:20頃、キャスティングを開始。
風は右から左にやや強めに吹いており、潮も右から左に流れているので、仕掛けはアッと云う間に流されてしまってやり難い。飛ばしウキがなければ、潮の流れの影響も幾分受け難くなるだろうが、距離が出せない。何よりもこのロッドで軽い1gのJHを扱う自信がないので、仕方がない。
潮上の斜め右前方にキャストし10カウントしてから、ロッドを水平に振ってアクションを加えながらリーリングをしていると、いきなりゴツン。
日没時刻の18:41には間があってまだ明るい時間帯だったので、反応が返って来るなど思いもせず、海の様子を探ることに重点を置いていたため、ビックリしたが、合わせも決まって17cm程の本命のアジをゲットすることが出来た。時刻は、18:31のことで、幸先の良いスタートに気を良くして、わざわざSMTさんに報告に行く程。
そして、その後、又々コツと反応が返って来た。これは空振りだったが、早い時間帯から反応があったので、これがマグレでなければ、良い釣りが出来そう
こんなことを考え出すと、結果は悪い方向に向かうことが解っている筈なのに、学習効果のないことこの上なく、反応はなくなってしまった。

時間が経ち周囲が暗くなっても、アジからの反応は一向に返って来ない。




場所が悪いのか、レンジが合っていないのか・・・・・。
SMTさんはポツリポツリと掛けている様子だが、小生の方には梨の礫

小生が2匹目を掛けたのは、ほゞ1時間後の19:28。これも単発の交通事故で、後が続かない。




3匹目は、それから40分後の20:08
数は少なくても良型のアジなら、それなりに楽しめるが、お持ち帰りするにも躊躇する様な微妙なサイズばかり。
しかし、
贅沢はご法度。コンタクトがあるだけでも良しとしなければ。
時間的にはアジの回遊があっても良い頃になって来たので、この3匹目を皮切りに・・・
と自らの気持ちを奮い立たせてキャストすると、何と云うことか、盛大なバック・ラッシュをやらかしてしまった。正に泣きっ面に蜂状態。ヘッドランプの灯りを頼りに時間を掛けて何とかラインを解いて事なきを得たが、これで気力・体力ともかなり消耗してしまった。

一方のSMTさんは相変わらず着実に釣果を伸ばしている。
堪らずSMTさんの隣りでキャストさせて貰ったが、やはり小生にはアタリが出せない。スゴスゴと元の場所に戻ってキャスティングを繰り返したが、その頃には殆んど惰性で続けている様なもの。

試しに飛ばしウキを付けたまゝ足元を狙っても見たが、これでも反応が出せず、沖目も足元もと云った当初の欲張った狙いは、二兎を追う者、一兎も得ずで完全に空振り。最後の手段とばかりに飛ばしウキを外して1.0gのJH単体のアジングをやってみたが、7’6″SoareXR改ではロッドの重さのせいで、JHの存在が感じられず操作感は皆無。
と云う訳で、今度はファースト・シンキング飛ばしウキを使った仕掛けに替えて、キャスティングを繰り返したが答えは出せず仕舞い。

遊覧船が目の目を過ぎ、左後方に消えて行った頃には、やる気も失せてしまって、SMTさんの隣りで未練のキャスティングを繰り返している状況になってしまった。

22:00を回った頃には、完全に諦めムードだったが、22:064匹目をゲット。文字通り下手な鉄砲、数撃ちゃ当たるを地で行く様な結果だったが、20cmあるかないかの良型だったので、気分を新たにキャスティングを繰り返した。しかし、これも単発の交通事故で後続がなく、忽ちの内に気分はシュント萎んでしまった。
そうこうしている間もSMTさんは、度々ロッドを曲げており、堪らず立ち位置を譲ってくれたりもしたが、小生は全くその好意に応えられず、ウダウダと過ごしSMTさんを待って、23:00頃、揃ってStopFishingとした。

釣りからの帰宅後、毎回行っているロッドやリールに付いた塩や汚れをシャワーで洗い流す手間を減らすため、今回は長目のSoareXR改1本だけで沖目・足元の両方を狙ってみた。その結果は惨憺たるものだったが、アジが回って来なかったことも原因の一つだと云え、SoareXR改で沖目・足元の二兎を追うことが無謀だと結論付けるのは早計だろう。しかし、この日使ってみた結果からすると、SoareXR改1.0gのJHを使ったジグ単アジングは、少々趣に欠ける様な印象だった。
これまでは、ロッドケースにはSoareXR改Soare改々も入れていたにも拘わらず、帰宅後の洗浄の手間を省くためにSoareXR改を動員することは殆どなく、専らSoare改々の独壇場だった。しかし、これからは手間を惜しむことなく両方のロッドを準備しておいて、沖目はSoareXR改、足元はSoare改々と使い分けるべきだと思った次第。

2024年釣行記(27) – AJ

2024年 Ajing 釣行記

日 時:05月14日(火) 18:00~22:15
潮回り:小潮
(↑)
場 所:KMI’s
釣 果:アジ x 1
同行者:SMTさん

13日の月曜日は終日の雨、翌火曜日の14日は風向きが北東、水曜日の15日は20:00頃から傘マークが付いている。となると、この3日の中から選ぶとすると、釣行出来そうな日は火曜日の14日しかない。
と云う訳で、火曜日の14日KMI’sアジングに出掛ける積もりになったが、北東の風や最近の低調振りも気になって決行するかどうか迷っていた。そんな所に、SMTさんからタコ、開幕しました~と云うメッセージと共に、バケツに入れられたタコの動画がグループラインにアップされて来た。SMTさんと云えば、雨の日を敢えて選んで釣行している猛者なのだが、この日は好天気にも拘わらず、出掛けてしかもタコまでものにしているとあっては捨て置けない。

17:30過ぎに現地に到着。
早速、岸壁に出てみると、好天気にも拘わらず、中央付近に顔見知りの年配者アングラーが1人と最奥の境界線寄りにSMTさんの2人しか先行者の姿はない。やはり低調な状況から脱していないためだろう。

SMTさんに挨拶をして、いつもの場所より少し中央に寄った机前に釣り座を構えて支度に入った。
今回も使用するロッドはSoare改々。風は正面から少し気になる程度の強さで吹いて来ているが、取り敢えず0.8gのJHを組み合わせて、18:00頃、KMI’sアジングを開始した。
と云っても、この時期の日没時刻は18:38なので、アジが回って来るには早過ぎるため、隣りのSMTさんと言葉を交わしながらキャスティングを繰り返していた。
そんな時、パトカーのサイレンの音が耳に入って来た。近くに大きな道路が走っているので、パトカーのサイレン音など珍しくもなく気にもしていなかった。所が、この時は、次から次にパトカーがやって来る。そうこうする内に路上で止まったトラックの列が長く伸びだして来たのを見て、大きな事故みたいだなぁSMTさんと話しをしていた。
日没時刻を過ぎて周囲が徐々に暗くなって、遠くで点滅している沢山のパトランプの赤い灯りが鮮やかに見えるようになりイヨイヨ、ゴールデン・タイムだと云う頃になっても、サイレン音が止むこともなく鳴り続き、それどころか数機のヘリコプターが頭上を旋回する様になって来る始末。
こうなると、もう一つ気分が乗って来ず釣りに集中出来ない。

釣りを開始して1時間程経った頃になると、周囲はすっかり暗くなり、サイレン音も間遠くなって雰囲気は良くなったが、肝心のアジからのコンタクトはなく、隣りのSMTさんにも音沙汰はなく嫌な予感がするとのこと。

二人揃って黙々とキャスティングを続けたが、さっぱり梨の礫
前回、最初の1匹は19:48だったから、20:00を回った頃からかも知れないねSMTさんに声を掛けて程なく、SMTさんがこの日の口開けの1匹をゲット。時計を見ると19:50で、前回の再現か・・・・・。
SMTさんは、その後もポツリポツリとものにしていたが、小生のポイントでは全く反応がない。その内回って来るだろうと期待して、キャスティングを続けたが、20:00を過ぎ、20:30になっても一向に回って来る気配がない。

今日は、パーフェクト・ゲームを喰らうだろうボーズを覚悟しながら、それでも一縷の望みを抱いてキャスティングを繰り返していると、20:46、コツと待望の反応があって、この日の最初の獲物を掛けることが出来た。
前回は21:00を回った頃から反応が続き出したので、もしや、今日もそのパターンかと期待をしたが、それっきり音沙汰はない。

SMTさんは相変わらずポツリポツリと掛けているが、21:00を回り、21:30を回っても小生には追加の反応はなく、こうなると集中力は風前の灯で、首の皮一枚で何とか繋がっているようなもの。
それでも、何とか2匹目をとキャスティングを繰り返していたが、22:00を回った頃、この所、殆んどすることのなかった根掛かりでライン・ブレイク。こうなると切れ掛かっていた首の皮が保つ筈もなく、気持ちも敢え無くプツンと切れてしまって、小生独り肩を落としてSMTさんを残してStopFishingとした。

その後入った情報では、昨夜は小生が引き揚げた後にピークが来たとのことで、SMTさんは都合24匹の釣果。24匹もあれば、小生に云わせれば爆釣だが、対して小生は豆アジが1匹だけ。
こんなにも大きな差が付いた原因は、肩から先の差にあると素直に認めざるを得ないが、悔しさを込めて云わせて貰えれば、どうもそればかりではなく、場所の問題が大きかった様に思える。と云うのも、昨夜のアジは、SMTさんの左側の灯りが届いていない暗いポイントに屯して、明るい所には出て来なかった印象が強い。因みに、小生の右側の暗い部分ではコンタクトがなかったので、偏在していたのだろう。

それにしても、この差は・・・・・・・・(涙)

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